今夏、南部で800万kWの電力不足か、地震も影響―中国

Record China    2008年6月4日(水) 9時9分

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3日、中国の一部地域で電力不足に陥る可能性が高いとの予測が2日明らかにされた。特に南部の状況は深刻で、800万キロワットもの不足が予想されている。写真は華中送電網。

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2008年6月3日、新華網によれば、2008年の夏、華東地方、華中地方、南部の一部の省で電力不足に陥る可能性が高いとの予測が明らかにされた。

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この予測は、国家電力監督管理委員会事務局の兪燕山(ユー・イエンシャン)副主任が2日、中国政府網のインタビューで明らかにした。とくに南部での電力供給の状況は深刻で、ピーク時には800万キロワットもの電力不足が見込まれている。予測によれば、広東省では550万キロワット、貴州省は100万キロワット、雲南省は150万キロワットの電力が不足するという。

兪副主任によれば、四川大地震による影響が川渝(四川-重慶)送電網と華中送電網に出ているという。四川は豊富な水資源により100〜150万キロワットの電力を省外にも供給していたが、地震により、その水力発電に支障が出たことで、逆に華中から約200万キロワットの電力供給を受ける必要が生じ、湖北、河南、江西の各省で慢性的な電力不足に陥る可能性が高いという。(翻訳・編集/岡田)

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