Record China 2008年6月4日(水) 16時23分
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6月1日の報道によると、「天安門事件」当時の学生リーダーの一人、王丹(ワン・ダン)氏が米ハーバード大学で東アジア史の博士号を取得。5日の授与式には中国の両親も参加することがわかった。写真は天安門広場の人民英雄記念碑。
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2008年6月1日、香港のニュースサイト「亜洲時報」が伝えたところによると、1989年に北京で起こった「天安門事件」当時の学生リーダーの一人、王丹(ワン・ダン)氏が米ハーバード大学で東アジア史の博士号を取得し、5日の授与式には中国の両親も参加することがわかった。
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記事には、王氏のコメントも掲載。同氏は、北京五輪や四川大地震で高揚している中国人のナショナリズムについて、「民主的な基盤の上に成り立った、理性的で成熟したものでなければ中国に未来はない」と指摘。「中国政府が大々的に推進する愛国教育により、社会に存在する多くの問題が隠蔽されてきた。中国国民は独立した思考を持ち、愛国とは何かを深く考えるべき」と話している。
だが、「事件から19年、民主化運動もすっかり下火になった。(われわれ当事者が)中国本土に帰れないのが一番の原因だ」と述べた王氏は、「中国に暮らす70歳を過ぎた両親の面倒が見られないのは申し訳ない」と涙ぐみ、「中国当局が1日も早く『天安門事件』の過ちを認めるよう、心から祈っている」と語ったという。
王氏は北京大学1年生だった89年、天安門事件に参加。同年と95年の2回、中国当局に逮捕され有罪判決を受けたが、98年に釈放。その後、米国に亡命していた。(翻訳・編集/NN)
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