<四川大地震>震源地の名産「さくらんぼ」、ネット上で「買い取り運動」―四川省[シ文]川県

Record China    2008年6月5日(木) 6時38分

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6月4日の報道によると、四川大地震の震源地、[シ文]川県で、名産の「さくらんぼ」の生産農家が多大な被害を受けたことを知った都会のネットユーザーらの手で「さくらんぼ買い取り運動」が始まり、農民らを勇気付けている。

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2008年6月4日、上海紙「解放日報」(電子版)が伝えたところによると、四川大地震の震源地となったアバ・チベット族チャン族自治州[シ文]川県で、名産の「さくらんぼ」の生産農家が大打撃を受けたことを知った上海のネットユーザーらが、「みんなで[シ文]川のさくらんぼ農家を助けよう」と買い取り運動を立ち上げた。

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[シ文]川地区の毎年のさくらんぼ収穫量は60tに達し、観光シーズンと重なることもあって例年は1kg40元(約600円)〜60元(約900円)の高値で売られている。だが、収穫期に今回の震災がぶつかり、収穫量は10分の1にまで減少。価格も1kg6元(約90円)〜15元(約225円)にまで値下がりし、現地農家は多大な経済的損失を受けている。

上海のネットユーザーらがこの事実をネット上に書き込み、買い取りを提唱すると、「買いたい」という申し出が殺到。「団体でまとめて購入しよう」「腐っていても良いから買い取ろう」などのメッセージが続々と寄せられた。

これを知った現地関係者は「大変ありがたい」と大感激したが、「輸送手段がない」と頭を悩ませる。「上海までは最低2日は掛かるし、運ぶ箱もない」というのだ。「せっかくの好意だが、現段階では難しいかも知れない」と残念がるが、都市住民が差し伸べたあたたかい手は、被災地の農民らを大いに勇気付けている。(翻訳・編集/NN)

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