清末名臣の遺稿集、古物市場で発見―甘粛省蘭州市

Record China    2008年6月6日(金) 16時2分

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4日、清代末期の名臣・陶模による遺稿文集「陶勤肅公奉議遺稿」が甘粛省蘭州市の古物市場で発見された。陶模は清末、主に西北地方の国境警備で活躍した人物。

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2008年6月4日、清代末期の名臣・陶模(タオ・モー)による遺稿文集「陶勤肅公奉議遺稿」が甘粛省蘭州市の古物市場で発見された。チャイナフォトプレスの報道。

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発見されたのは全12巻のうち2巻で、保存状態は良好。1923年の執筆と思われる。この遺稿集は紙が黄ばみ、ところどころ破れやすくなっている以外は特に破損は見られず、全12巻のうちの第2巻と第12巻だと見られている。第2巻と思われる冊子には、「陶勤肅公奉議遺稿新疆二」と記載されており、新疆民政・軍政長官を務めた時代のできごとが書かれている。第12巻には、両広総督時代のことが記載されている。

陶模は新疆民政・軍政長官や陝甘総督(陝西省・甘粛省の地方長官)、両広総督(広東省・広西省の地方長官)を歴任し、19世紀の中国政界における重要人物の1人であった。主に西北地区の国境警備で活躍したことが、歴史書「清史稿」にも記されている。今回発見された文集は、それを証明する貴重な史料として非常に重要なものとされる。(翻訳・編集/愛玉)

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