2008年6月7日、中国共産党新聞「人民日報」の電子版「人民網」は、2016年夏季五輪招致を目指して正式立候補都市に選ばれた東京都の石原慎太郎知事が、今年8月8日に開催される北京五輪開会式に出席する意向を示したと報じた。石原都知事は「運営方式の参考になる。開会式を眺めるのが目的」と述べて、現地での中国側要人との会見については「ありません」と否定した。

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また「中国青年報」の電子版「中青在線」は6日、日本メディアの報道として「北京五輪の開会式については福田康夫首相も先に出席の意向を表明しており、北京滞在中に中国の胡錦濤国家主席や米国のブッシュ大統領との会見も予定されている」と報じた。日本の首相が国外の五輪開会式に出席するのは1988年のソウル五輪以来であり、福田首相は一貫して開会式参加に積極的な態度をとっている。

さらに自民党内部には福田首相の北京五輪開会式出席について、「ギョーザ問題が未解決のうえにチベット問題が発生した現在の状況下での出席は、国内外からの反発は必至」として非難する声もあると紹介した。（翻訳・編集/本郷）