「韓国に奪われた」?端午節、無形文化遺産登録の申請めどたたず―中国

Record China    2008年6月8日(日) 12時53分

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6月7日、中国新聞社は中国の伝統行事「端午節」について報道。ユネスコの無形文化遺産登録を期待されながら、いまだに申請のめどがたたない現状について伝えた。写真は端午節を控え、スーパーで山積みとなったチマキ。

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2008年6月7日、中国新聞社は中国の伝統行事「端午節」について報道。ユネスコの無形文化遺産登録を期待されながら、いまだに申請のめどがたたない現状について伝えた。

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旧暦5月5日にあたる6月8日は、中国の伝統的な祝日「端午節」。今年から法定休日とされ、7日から9日までは3連休。チマキ、ドラゴンボートレースといった風習は日本でもよく知られている。

かねて「端午節」は、ユネスコの無形文化遺産登録を申請すべきだとの声が強い。アジア圏で同様の風習を持つ韓国の「江陵端午祭」は2005年、中国に先んじて同遺産への登録を果たし、中国国内ではショックをもって受け止められた。しかし、ほぼ同じ内容の文化が各国で違う形態で受け継がれているケースとしては、イラク、アゼルバイジャン、そして中国新疆の音楽、マカームがそれぞれ無形文化遺産に認定されたような例もあり、中国の端午節も今後登録可能との意見もある。

中国無形文化遺産センターの担当者は「申請は複雑な審査過程が必要となり、総合的な判断が必要だ」とコメント、慎重な姿勢を見せた。現時点で端午節は登録候補に挙がっていないという。(翻訳・編集/KT)

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