<四川大地震>倒壊校舎の責任者、設計の問題認めながら「倒壊は天災だ」と発言―綿竹市

Record China    2008年6月11日(水) 17時58分

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10日、死者127人を出した四川綿竹市富新第二小学校の校舎建築を行った企業の建築責任者が取材に応じ、校舎の設計には欠陥があり、耐震性がまったく考慮されていなかったことを認めた。写真は地震後に建てられた耐震性を強化した小学校。

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2008年6月10日、苹果日報によれば、地震で倒壊し、死者127人を出した四川綿竹市富新第二小学校の校舎建築を行った企業の建築責任者が取材に応じ、設計に問題があったことを認めた。校舎の設計には欠陥があり、耐震性もまったく考慮されていなかった。

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富新第二小学校の校舎は3階建てで、1989年に落成した。当時建築を行った東郊連合建築隊の建築責任者が取材に応じ、倒壊した校舎の設計図は近隣の中学校校舎のものを流用しており、本来の設計では、建物は2階建てだったが、学校側からの要求で、3階建てとなったことを明らかにした。その際、下の2階部分の補強は行われておらず、予算も削られていたこともあり、梁の構造も変更されていたが、現地政府による品質検査にも合格していたという。

さらに、「建物はレンガのみで作られており、設計の段階から鉄筋はほとんど使用されていなかった」と、責任者は取材に答えた。地震によって倒壊した原因は、建物の設計そのものに欠陥があったほか、「強い地震が発生したことがなかったことから耐震性が考慮されなかったことにある」と、責任者は取材に答えたが、校舎が倒壊し、多数の生徒が犠牲となったことについて「特に何とも思ってない。これは自然による災害、天災だ」と話しているという。(翻訳・編集/岡田)

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