<四川大地震>仮設住宅で危険な可燃性建材を使用、1749戸を全撤去へ―広元市

Record China    2008年6月16日(月) 9時13分

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14日、四川省消防総隊によると、仮設住宅1749戸で可燃性建材を使用していることが発覚、火災発生の危険性が極めて高いことが分かった。 写真は広元市の被災地。

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2008年6月14日、四川省消防総隊によると、浙江寧波建工(集団)有限公司、龍潤集団(中国)有限公司などが請け負う広元市と剣閣(ジエンガー)村の仮設住宅1749戸で、天井部分に易燃性片面発泡ボードや可燃性アルミボードを用いた建材を使用していることが発覚、このため発火の際、火災発生の危険性が極めて高いことが分かった。新華ネットが伝えた。

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12日、四川省消防総隊の検査チームが現地で仮設住宅を検証した際に発覚。検証の結果、同発泡ボードは点火すると火の回りが速く大量の黒煙を出すことが分かった。この問題に対して、同検査チームは、現地指揮部、建設局、支援建設組織と意見交換を行い、当該建材を使った仮設住宅の建設を中止し、建設済みの場合は建材交換を要求した。

13日、広元消防支隊と四川省消防総隊は同問題に対して3項目の措置の実施を決定した。内容は以下の通り。

1.広元市指揮部に書面で報告し、各県指揮部に同市内における類似建材の使用状況を早急に確認するよう通知。また、当該建材を使用しての仮設住宅建設の全面中止を要求。

2.浙江支援建設指揮部の責任者に対し、当該建材を使用した仮設住宅1749戸から当該建材を撤去し、未撤去や当該建材を使用する仮設住宅は受け入れないよう要求。

3.消防部門は支援建設組織に対して「期間限定改正通知書」を出して監督を強化し、上述の要求を満たさないものは検収を行わず、使用もしない。

広元市指揮部はこれに同意したという。(翻訳・編集/汪葉月)

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