<洪水>南部の豪雨で55人死亡、127万人が避難―中国

Record China    2008年6月16日(月) 5時39分

拡大

15日、中国南部の浙江、安徽、江西、湖北、湖南、広東、広西、貴州、雲南の9省で豪雨による洪水が発生。これらの地域全体でこれまでに55人が死亡、127万人が避難する被害に。写真は14日の福建省[シ章]州市。

(1 / 10 枚)

2008年6月15日、中国南部を襲った激しい大雨は各地で洪水を引き起こし、14日午後9時までに浙江、安徽、江西、湖北、湖南、広東、広西、貴州、雲南の9省で1787万4000人に被害をもたらした。浙江省のニュースサイト「浙江在線」が伝えた。この大雨により、これまでに55人が死亡、7人が行方不明、127万4000人が避難した。直接経済損失は106億1000万元にのぼる。

その他の写真

中国民政部は14日夜、広東省、広西チワン族自治区、江西省、湖南省の4省に国家3級救災応急措置を緊急発令。対策班を現地に派遣した。中国南部にとって今年に入り3度の豪雨となるが、14日の中央気象台の発表では15日から再び同地域で豪雨になると予想されるため、これまでの大雨で飽和状態にある河川では氾濫や決壊に備え厳重な警戒が必要とのこと。

特に被害の大きかった広東省では17市60県(市区を含む)で222万人が被災し、18人が死亡した。同省深セン市宝安区では24時間の降水量が400ミリを超える、50年に1度の記録的な豪雨となった。このため同市では200か所以上ある避難所をすべて解放、避難する住民らを受け入れている。東莞市では32か所の道路が冠水、13日午後4時に同市初となる暴雨紅色(RED)警報が発令された。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携