巨大墳墓から副葬品が続々、春秋時代の君主か―安徽省蚌埠市

Record China    2008年6月17日(火) 12時23分

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15日、安徽省文物考古研究所が06年末から発掘を進めている同省蚌埠市の墳墓から、大量の埋蔵品が発見され、春秋戦国時代の小国君主のものと推定されている。

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2008年6月15日、安徽省文物考古研究所が06年12月から発掘を進めている同省蚌埠市の「双[土敦]1号墓土」は、大量の埋蔵品が発見され、作業も終わりを迎えようとしている。チャイナフォトプレスの報道。

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墓から出土したのは鼎(かなえ)、鈴、ほこ、矢じり、剣、馬具、彩陶、紋陶などの副葬品。壺やたらいなどの陶器類はほとんどが破損しているほか、玉器や腐食した漆器なども見つかっている。また、国内考古学史上では極めて珍しい土偶や、玉壁状の円形墳墓など貴重な発見もされているのに加え、10人の殉葬者の骨も出土した。

考古学者の分析によると、この一帯は春秋戦国時代、「鐘離」という小国が支配していた地域で、「双[土敦]1号墓」と鐘離国遺跡との位置関係や規模、副葬品から推測すると、この墓は鐘離国の君主のものである可能性が高いという。(翻訳・編集/愛玉)

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