2008年6月16日、新華網の報道によると、中国二大航空機メーカーの中国航空工業第一集団公司（会社）と第二集団公司の合併が決定した。近日中に新会社設立準備委員会が関係部門の批准を受け成立する予定で、7月の正式開業が見込まれている。

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新会社の正式名称は「中国航空工業集団公司」。第一集団公司の現社長が準備委員長に着任し、第二集団公司の現副社長が副委員長を務める。5月中旬、上海では航空機開発を手がける中国商用飛機（飛行機）有限責任公司が開業したばかり。中国航空工業の戦略的再編成が進んでいる。

中国の航空工業管理部門は設立以来、数度の再編を経てきた。1999年の軍事産業再編成の際に第一集団公司と第二集団公司に分割され、独自に航空武器装備の開発や生産を行い、民間航空機の開発などでも成果を上げてきた。両社の現在の主要製品は軍用および民用の固定翼機、ヘリコプター、ミサイル、航空機設備、航空エンジン、自動車など。

それぞれが独立法人として企業活動を行ってきたため、資源の有効活用に不利なだけでなく、重複の可能性もあった。政府関係者によると、先進国の開発レベルとの差を縮めるため、中国の航空工業は科学研究と製造資源を集中させる必要がある。（翻訳・編集/YY）