2008年6月17日、16日付上海証券報によると、中国証券業監督管理委員会（証監会）はこのほど、クレディスイスと中国の中堅証券会社である方正証券の共同出資による合弁証券会社の設立を承認した。

新会社の名称は「瑞信（クレディスイス）方正証券有限公司」。北京に拠点を置き、資本金は8億元。クレディスイスの出資比率は外資の出資上限いっぱいの33．3％となる。中国企業が発行する人民建て株式や債券、国債などを取り扱う。

クレディスイスは05年、北京の証券会社である北京証券と提携して合弁証券会社を設立する計画だったが、証監会が同年、外資出資の証券会社設立に関する条例見直しに着手したことに伴い、計画が頓挫した経緯がある。

証監会は08年1月、新条例を公布・施行し、外資出資の証券会社設立の承認を再開。クレディスイスは新条例下での中国証券業参入の外資第1号となる。（翻訳・編集/HI）