2008年6月17日、アメリカ旅行が解禁になった中国人団体客の第1陣250人が現地時間の17日晩、ワシントン・ダレス国際空港に到着した。ツアーは10日間の日程で行われる。中国国家旅游局の邵[王其]偉（シャオ・チーウェイ）局長も同行した。環球時報が伝えた。

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空港では、米商務省職員らが横断幕を掲げてお出迎え。盛大な歓迎式典ではジャズ・バンドが歓迎の曲を演奏し、到着したばかりの中国人団体客を喜ばせた。宿泊先もシェラトンやマリオットなど豪華ホテルが手配され、現地の中国系旅行会社がガイドを務める。

商務省高官によると、今回のツアーには特別にホワイトハウスや国会議事堂の見学、ディナークルーズなどが組み込まれ、商務省のグティエレス長官の出席も予定されている。これに対し、ガイドを務める現地旅行会社の社長は、「民間ツアーに対する待遇としては破格。米政府が中国人観光客を非常に重視していることの表れ」と指摘した。

ツアーに参加した中国青年旅行海外旅行公司の高志権（ガオ・ジーチュエン）社長は、「ビザもスムーズに取れたし、入国手続きも問題なかった」と語る。だが、「米系航空会社には中国語がわかる乗務員が1人しかおらず、入国手続きのカウンターには1人もいなかった」と問題点も指摘した。（翻訳・編集/NN）