2007年以降、合計6億元相当の偽札製造を摘発、220人以上を拘束―広東省

Record China    2008年6月21日(土) 10時43分

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6月20日の報道によると、広東省で2007年以降、合わせて約6億元相当の偽札の製造が摘発され、関係者220人以上が拘束されたことがわかった。同省公安庁の発表。写真は3月に広州で押収された偽札。

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2008年6月20日付の南方日報の報道によると、広東省公安庁は2007年以降の偽札製造の摘発状況を発表。全省で摘発された印刷工場など偽札の製造拠点は計17か所、押収した偽札の額面は約6億元(約90億円)相当で、合わせて220人以上が拘束された。

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広東省では、偽札取り締まり強化のため、2007年12月に告発制度をスタート。2008年から年間750万元(約1億1250万円)の特別予算を支出しており、告発報奨金は20万元(約300万円)を上限としている。同報奨金のこれまでの支給実績はすでに50万元(約750万円)にのぼっているという。また、同省紀律検査委員会も党員、幹部の偽札や汚職に関連する責任追及を明確にした法令を施行している。

なお、ある報道では、銀行のATMから引き出した現金の中に偽札が混じっていたという。金融機関の間で偽札が流通している可能性について、中国人民銀行広州支店は「銀行内では偽札に対する識別は厳格に行っており、原則的には(偽札流通は)ない」としながらも、偽札の精度が上がっていることや、識別漏れもわずかな可能性ながらあり得、「偽札が一枚もないとは保証できない」とコメントしているという。(翻訳・編集/岡田)

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