大腸がん急増、原因は「食生活の変化」―中国

Record China    2008年6月24日(火) 7時33分

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22日、中国で大腸癌の発病率が急増している。専門家は最大の原因は「食生活の変化」と指摘。また、大腸癌患者の若年化も進んでいるという。写真は河北省で長城に登るがん患者。

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2008年6月22日、中国新聞社によると、大腸癌の発病率が急増している。都市部での病例が特に増加しており、90年代と比べて30%以上増加しているが、農村部での増加率は9%程度だという。

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中国抗癌協会の専門家は、大腸癌が急増した最大の原因は「食生活の変化」で、高脂肪、高タンパク、低食物繊維の食事が増加した一方、運動量が減少した現代の生活スタイルにあると指摘し、特に沿海地区の都市部で顕著な傾向が認められるとしている

中国では現在、早期大腸癌の発見率は11〜15%にすぎず、大半の患者は中期〜末期まで進行した状態で発見されているという。大腸癌は、早期発見できれば、手術後5年間の生存率が90%以上となっているが、一般に早期には自覚症状がないため、発見が難しいという。

また、復旦大学付属腫瘤病院の癌治療専門家は、近年は大腸癌患者の若年化が進んでいると指摘。新陳代謝が活発で細胞分裂が速いため、中高年の患者と比べて進行の度合いが高いという。(翻訳・編集/岡田)

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