Record China 2008年6月25日(水) 7時4分
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6月24日、7月に中国大陸から大勢の団体旅行客を迎える台湾の台南市で、議会の答弁に立った衛生局長が「伝染病(感染症)を予防するため、大陸人が歩いた場所はすべて消毒する」と発言し騒動に。写真は台湾・阿里山。
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2008年6月24日、中国大陸からの台湾旅行が解禁となる7月を前に、受け入れ側である台湾の台南市議会で答弁に立った同市の胡淑貞(フー・シュージェン)衛生局長が「大陸の観光客が伝染病(感染症)を持ち込むのを阻止するため、彼らが通った場所はすべて消毒する」と発言。これを聞いた市議会議員らは一時騒然となった。中国の「環球時報」が伝えた。
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台湾メディアによると、同市議会の林美燕(リン・メイイェン)議員は「大陸の観光客が歩いた場所を消毒するなど、国際的な笑い話になるに違いない。彼らは台湾全土を観光するため、伝染病(感染症)予防には場当たり的なことよりも根本的な対策が必要なはず。『消毒』とはまったくゆゆしき発言だ」と非難。「局長という立場をわきまえて、その発言は慎重にお願いしたい」と苦言を呈した。
胡衛生局長はすぐに自らの発言について、「消毒は各観光地や観光施設と協力して行うもので、大陸の観光客が『通った場所』ではなく『訪れる場所』の消毒を強化するという意味だ」と弁明。さらに「台湾を訪れる大陸の観光客は経済的にも社会的にも高い地位にあり健康状態も良好なため、衛生面に関する懸念は比較的少ない」と付け加えた。(翻訳・編集/本郷)
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