2008年6月25日午前5時30分ごろ、台風6号「風神(フンシェン)」が広東省深セン市沿岸に上陸した。深セン市気象局によれば、上陸時には勢力が弱まり熱帯性低気圧になったものの、中心の最大風速23m/秒を保ち、午前6時には深セン市街に進んだ。新華網が伝えた。

【その他の写真】

市気象局によれば、25日から26日にかけて深センでは激しい大雨と強風が予測されており、雨量は80mm〜150mm、局地的には200mmに達する恐れがあるほか、28〜29日にも暴風雨に見舞われる可能性があるという。また、中央気象台は警報を発令し、25日夜までに広東省の大部分、福建省東南部、江西省南部、湖南省東南部で大雨、広東省中東部の一部できわめて激しい雨に襲われる可能性が高いとしている。

台風6号の上陸にともない、市内の小中学校が臨時休校となったが、深セン市によれば、人命や建物など具体的な被害は報告されていないという。市は現在、市民に対して大雨に警戒し、できるだけ戸外に出ないよう呼びかけ、倒壊の可能性のある壁や家屋、海岸や冠水、土砂災害の恐れのある場所には近づかないよう注意を促している。（翻訳・編集/岡田）