<中華経済>電力会社の賃金・経費削減相次ぐ、石炭高転嫁できず―中国

Record China    2008年6月25日(水) 17時19分

拡大

25日、石炭価格の上昇が進むなか、中国の電力会社が人件費・経費削減に乗り出した。写真は中国国電集団と華能集団。

(1 / 5 枚)

2008年6月25日、25日付新京報によると、石炭価格の上昇が進むなか、中国の電力会社が人件費・経費削減に乗り出した。中国国電集団は、グループ全体の従業員の賃金を平均約30%削減することを決定。業界最大手の華能集団は、08年の経費・人件費予算を5%削減することを決めた。

その他の写真

中国では電力価格が政府の統制下にあり、電力会社はここ最近の発電用石炭の高騰分を価格に転嫁できず、赤字経営が続いている。上海証券報によると、1−5月は華能集団、華電集団、龍源集団、電力投資集団、大唐集団の五大電力会社のうち、華能集団を除いた4社が大幅な赤字を計上。華能集団も税引き前利益が前年同月比99.7%減少した。

国家発展改革委員会は先ごろ、7月1日から一部電力料金の引き上げを容認したが、業界関係者によると、電力会社の赤字をすべて吸収することは不可能。専門家は「現在の発電用石炭価格の上昇ペースからみると、電力料金の引き上げ余地は残っており、オリンピック後に再引き上げの可能性もある」と指摘した。(翻訳・編集/HI)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携