2008年6月25日、北京市公安局はインターネット上で北京市戸籍が売買されているが、違法な犯罪でありだまされることもあるとして警告した。北京晩報が伝えた。

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今年1月、北京市公安は同市の戸籍取得を申請した女性を審査したところ、大学院の卒業証明書及び市人事局の受け入れ許可証明が偽造であることが発覚した。公文書偽造及び違法戸籍取得事件として容疑者4人を逮捕した。市公安は違法に取得された戸籍は発覚すれば取り消し処分になるとして、正式なルートでの取得をよびかけている。

中国では戸籍の移動には厳しい条件が課せられており、北京市や上海市などの大都市の戸籍を得ることは難しい。戸籍がなければ同地で働いていても、社会保障、子どもの教育などさまざまな面で不利益を被る。北京市の大学卒業生は官庁や大企業に就職しなければ戸籍を得ることができないため、数十万元（1元は約15円）の費用と犯罪というリスクを負ってまでも、違法仲介業者に依頼する者が後を絶たない。（翻訳・編集/KT）