Record China 2008年6月28日(土) 5時49分
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26日、中国建築界の権威・呉良ヨン清華大学教授は、中国の都市が国際的な建築デザインの展示場と化していると批判。写真はCCTV新社屋。
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2008年6月29日、中国科学院第14回院士大会は学部学年会議を北京市にて開催。中国科学院院士で中国工程院院士、建築および都市計画指導者の呉良[金庸](ウー・リャンヨン)清華大学教授は会議の席上、「発展モデルの転換と都市建設計画の再思考」というテーマで報告を行った。「中国新聞網」が報じた。
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呉教授は「中国は建築デザイン市場や都市デザイン市場が活発化している。このため海外の有名建築事務所が競って中国の土地を購入し、これまで本や雑誌、展示会などでしか見ることができなかった奇抜なデザインの高層ビルを建てており、今や中国は外国人建築士の腕試しの場と化している。この傾向は北京などの大都市で顕著だ」と指摘。
さらに「こうした奇抜なデザインの高層ビルを建てるのに、一体いくらかかるのか?中国は世界最大の建築費用浪費国家になっているのではないか?」と疑問を投げかけたうえで、現在の中国では高層建築に対する基準や都市計画、都市デザインなどといった科学的知識が欠落しているとして、乱立する高層ビルが将来の中国において「消えない傷跡」にならぬよう建築業界に軌道修正を求めた。(翻訳・編集/本郷)
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