汚職告発の官僚が復讐され、いまだ植物状態―四川省

Record China    2008年6月29日(日) 13時13分

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26日、四川省達州市中級人民法院でゴン遠明氏への暴行事件に関する民事裁判が行われた。事件から2年、いまだ意識が戻らぬゴン氏の治療費として原告は980万元の支払いを求めている。写真は暴行事件の手がかりを求める公告。

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2008年6月26日、四川省達州市中級人民法院で四川省広安市武勝県工商局の●遠明(ゴン・ユエンミン=●は襲の下に共)元党組書記への暴行事件に関する民事裁判が行われた。事件から2年、いまだ意識が戻らぬゴン氏の治療費として原告は980万元(約1億4700万円)の支払いを求めている。新華社が伝えた。

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ゴン元局長は2005年以来、武勝県の孫南(スン・ナン)元委書記の汚職を告発していた。孫は不動産会社を営む劉謀傑(リウ・モウジエ)被告の前で何度もゴン氏への不満を漏らした。そこで劉は人を雇い、ゴン氏に「教訓」を与えるよう指示した。2006年4月3日、ゴン氏は4人の男に襲われ、片足を切断されめった打ちにされる暴行を受けた。事件から2年が経過したが、今も意識は戻っていない。

すでに刑事事件の裁判は結審し、主犯の劉は執行猶予付きの死刑判決、実行犯の男らには無期懲役から懲役13年までの判決が下された。その後、ゴン氏の妻が治療費を求めて提訴、今後20年は植物状態が続く可能性があるとして治療費及び慰謝料の支払いを求めている。原告と被告は和解による治療費の支払いで合意したものの、金額で折り合いがつかず、交渉は次回裁判に持ち越されることとなった。(翻訳・編集/KT)

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