<四川大地震>倒壊した建物の「建築ゴミ」は3億トン!専門家が試算―中国

Record China    2008年6月30日(月) 11時23分

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6月27日の報道によると、中国政府は四川大地震で建物が倒壊したことによって生じた「建築ゴミ」の総量が3億tに上るとの専門家の試算をウェブサイトで紹介。写真は地震発生3日後の四川省綿竹市。

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2008年6月27日、「中国新聞網」が報じたところによると、中国政府は四川大地震で建物が倒壊したことによって生じた「建築ゴミ」の総量が3億tに上る、との専門家の試算を環境保護部のウェブサイトで紹介した。

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政府のデータでは、四川大地震で倒壊した家屋は530万軒以上で、四川省内だけでも440万軒を超えるという。専門家は、倒壊した建物から出る建築ゴミは5000万立方メートル超えると分析。鉄筋コンクリートの建築ゴミは1平方メートルあたり1tから1.5tで、木造建築の場合は0.5tから1tになるという。これらの数字から試算すると、今回の地震で生じた建築ゴミの総量は3億t。中国全土で1年間に出る建築ゴミの平均値4000万tと比較すると、いかに大きな数字かがわかる。

この途方もない建築ゴミをどう処理するかが今後の大きな課題。一般に建築ゴミ10万立方メートルの処理にあたっては6万平方メートルの土地が必要とされるが、被災地の山間部などでは土地を調達すること自体が困難。建築ゴミを資源として再利用するなど、効率的な処理が必要と専門家らは主張している。(翻訳・編集/本郷)

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