2008年6月27日、新京報が伝えたところによると、四川省北川県が20日から25日まで住民の一時帰宅を許可したところ、これに乗じて同県以外の住民も紛れ込み、勝手に家電製品や家財道具を運び出す事態が起きた。県内の電器店、スーパーや携帯電話の販売店などが建ち並ぶ一帯では、ことごとく陳列棚が倒されていた。

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警察は約200人を動員し、同県周辺の村を巡回、各戸の出所不明の家財道具を調査した。ある村では、ここ数日の間に、一部住民が冷蔵庫、洗濯機などの大型家電製品を多数所持していることが判明した。自宅内にテレビ5台、パソコン3台、さらに屋外に冷蔵庫3台を置いていた住民もいたという。また、ある民家の豚小屋や畑の中にも大型の家具や家電製品が見つかった。これらは、深夜に北川県に入り込んで運び出したものと見られ、この村では全戸のうち、わかっただけで10数軒がこうした不法行為にかかわった可能性が高いという。

警察は、勝手に北川県から持ち出したと見られる物をすべて把握、登録し、不法に所持している者から回収の上、後日集中的に処理するとしている。（翻訳・編集/中原）