<四川大地震>野菜出荷できず地元市場に大打撃―四川省成都市

Record China    2008年6月30日(月) 11時59分

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6月28日の報道によると、四川大地震の影響で、同省[シ文]川県の農家の多くが野菜の出荷が困難で、成都の野菜市場が大きな打撃を受ける恐れがある。写真は6月、田植えを開始した甘粛省隴南市の被災地。

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2008年6月28日付けの「新京報」は、四川大地震の影響で、同省[シ文]川(ぶんせん)県の農家の多くが野菜の出荷が困難で、成都の野菜市場が大きな打撃を受ける恐れがあると伝えた。

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[シ文]川野菜協会の余志勇(ユー・ジーヨン)氏によると、一世帯当たりの年収が1万元(約15万円)以上に上る同地の農家にとって野菜は貴重な収入源。四川大地震は運悪く、年2〜3回ある収穫期のひとつにぶつかった。本来ならこの時期、1万5000トンの野菜が成都へ出荷されるはず。しかし、地震で道路が寸断され、迂回ルートをとると、輸送コストが販売価格を上回る。「赤字になるなら売らない方がいい。今年の収入はない」と地元農家の陳さんは諦めたように呟く。[シ文]川産が約2割を占める成都の野菜市場にとっても、貴重な供給源を絶たれたも同然だ。

県当局は1トン当たり50元(約750円)を助成するなど、野菜輸送費の補助を行う意向だが、それでも赤字は免れない。そのため、野菜栽培から稲作に切り替える農家が増えている。その理由について「野菜より保存が効くから」と陳さんは話す。このまま[シ文]川の野菜生産が廃れてしまったらどうするのかと関係者は懸念している。(翻訳・編集/SN)

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