<華南トラ>ニセ写真の撮影者を逮捕、調査結果発表―陝西省

Record China    2008年6月30日(月) 8時50分

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29日、陝西省新聞弁公室は「華南トラ事件」に関する記者会見で、ニセ写真撮影者の周正龍を逮捕、科学的な鑑定なしに華南トラ生存を認定した同省林業庁及び安康市鎮坪県の官僚13人を処分したと発表した。写真は記者会見会場。

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2008年6月29日、陝西省新聞弁公室は「華南トラ事件」に関する記者会見を開催、ニセ写真撮影者の周正龍(ジョウ・ジョンロン)を逮捕、科学的な鑑定なしに華南トラ生存を認定した陝西省林業庁及び同省安康市鎮坪県の官僚13人を処分したと発表した。西部網が伝えた。

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昨年10月、陝西省林業庁は周が絶滅したと思われていた野生の華南トラの写真撮影に成功したと発表、賞金2万元(約30万円)を授与した。これが中国のみならず世界的な騒ぎとなった「華南トラ事件」の発端となった。警察の取り調べにより周は犯行を認め、自宅からはニセ写真のもととなった年画(正月飾り)や足跡をつけるのに使われたトラの爪の模型も発見された。

明らかに「怪しい」写真を陝西省が本物だと認定した背景には、自然保護区設立による補助金獲得と観光地化の狙いがあるともささやかれていたが、今回の発表では「慎重な鑑定を欠いた」ことのみが挙げられ、林業庁副庁長2人が降格されるなど13人が処分された。(翻訳・編集/KT)

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