小惑星衝突に備え世界連携を、天文学者が呼びかけ―中国

Record China    2008年7月1日(火) 13時29分

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29日、報道によると、中国科学院紫金山天文台の研究員は、人類はこの大爆発の教訓を活かし、小惑星、彗星の地球衝突を防ぐため団結して努力しなければならないと述べた。写真は南京市の紫金山天文台。

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2008年6月29日、新華網の報道によると、30日はツングースカ大爆発100周年記念日。中国科学院紫金山天文台の王思潮研究員は、人類はこの大爆発の教訓を活かし、小惑星、彗星の地球衝突を防ぐため団結し努力しなければならないと述べた。

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1908年6月30日、直径60mの小惑星がロシアのツングースカ地区上空で爆発した。爆発の威力は広島に投下された原子爆弾200個分に相当し、2000平方メートルあまりの森林を一気に破壊、大規模な火災が発生した。この小惑星の到来が数時間遅れていたら、サンクトペテルブルク直撃の可能性もあったという。

94年には小惑星の木星への衝突が目撃され、地球と同サイズの衝突痕も観測されている。王研究員はこれらの事件は、天体の地球衝突という災難を防ぐよう人類に警告しているという。小惑星、彗星の衝突は、確率は低いがハイリスクな事件であり、もし直径が200〜300mの天体が衝突した場合、津波の発生が予想される。このような事件は平均して数千年に一度発生するという。

99年、中国科学院は「地球近傍天体観測及び天体力学研究」チームを結成、江蘇省に紫金山天文台を建設し、1.2mの天体観測望遠鏡も設置、衝突予報と空間環境の安全を研究する国際的な場を目指しているという。(翻訳・編集/YY)

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