Record China 2008年7月1日(火) 4時15分
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27日、黒龍江省ハルビン市で国内初のテスト飛行に成功した「空飛ぶ円盤」が、同市の国際会議センターに初お目見えした。ヘリコプターに替わる機能を備える飛行機器として実用化が期待されている。
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2008年6月27日、黒龍江省ハルビン市で先日、国内初の「空飛ぶ円盤」がテスト飛行に成功したと報じられたが、その話題の飛行機器が同市の国際会議センターで初お目見えした。
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「ハイテク産業第十五か年計画」の難関プロジェクトとして注目されていたこの「空飛ぶ円盤」開発は、同市の「盛世特殊飛行器有限公司」がハルビン工業大学などと共同で、12年の歳月と2800万元(約4億2000万円)の資金をかけて開発したもので、すでに国内特許を取得している。地上から遠隔操作できる直径約1.2mの無人飛行機器で、最高時速は80km、飛行高度は50〜1000mと幅広く、低空低速飛行のほか垂直離着陸や空中停止も可能。最長飛行時間は約40分間だという。
実用化に当たっては、航空写真の撮影、地質測量、災害・事件時の通信プラットフォーム化や救援活動、緊急時の交通整理、森林火災の監視、麻薬栽培地の巡回、国境付近の巡回など様々な用途に利用が期待されている。
開発を担当した同公司の王忠信(ワン・ジョンシン)社長によると、これまで上記の役割で活用されていたヘリコプターと違い、この飛行機器には尾翼が存在しないため、墜落事故などのリスクが大幅に低下した。しかし、尾翼を持たない構造で安定した着陸能力を示すには、大きな苦労が伴ったという。開発チームを総動員して100日以上試作に励み、幾多の失敗を重ねて、このほどやっと成功に漕ぎつけた。
同社は現在、小ロットによる生産を開始している。すでに10機の注文が入っており、9月にも引渡しが可能だという。(翻訳・編集/愛玉)
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