<四川大地震>人命救助で功績、服役囚436人が仮釈放など減刑に―四川省

Record China    2008年7月2日(水) 17時18分

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7月2日、四川大地震における人命救助などの功績で、四川省の服役囚436人が仮釈放など減刑を受けることになった。また、他の服役囚605人も功績が記録され、1189人が表彰を受けた。写真は四川省の被災地。

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2008年7月2日、「四川在線」によると、殺人の罪に問われ、アバ・チベット族チャン族自治州刑務所に服役していた男性が、震災における救援・救助活動の功績が認められ、仮釈放となった。四川省では、服役囚436人が減刑を受けることになり、また、他の服役囚605人も功績が記録され、1189人が表彰を受けたという。

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仮釈放となった男性は、7年前に殺人を犯し、執行猶予つきの死刑判決を受けていたが、服役中の態度が良好だったため、2011年までの懲役刑になっていた。今回の四川大地震発生の際、看守の誘導により避難が始まり、誰もが我先にと避難する中、男性は脚の悪い他の服役囚を背負って避難した。この献身的な態度により、男性は仮釈放となった。

仮釈放となった男性以外にも、多くの服役囚が震災の中、自らの命を省みず、人命救助に大きく貢献している。避難を誘導していたある刑務官が怪我をして動けなくなり、倒壊寸前の壁に押しつぶされそうになっていた際に、ある囚人が刑務官を救い出し、安全な場所まで担いで避難したという。また、同省広元市の刑務所でも、人命救助や救援活動に功績が認められた服役囚8人が7月3日、仮釈放となることが決定している。

四川省監獄管理局は、残りの刑期が短く、震災での活動に功績のあった囚人を優先的に仮釈放や刑の軽減を行う方針を発表しており、震災により家族を失った老人や子供のもとへ送り返すという狙いもあるという。(翻訳・編集/岡田)

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