<華南トラ>周被告の「単独犯説」に疑問の声=野生動物カメラマン―陝西省

Record China    2008年7月2日(水) 18時5分

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7月1日、陝西省で発生した「華南トラ事件」に対し、同省政府がニセ写真をねつ造した周正龍(ジョウ・ジョンロン)に共犯はいないと結論付けた件で、野生動物カメラマンが疑問の声を挙げている。写真は6月29日、省新聞弁公室が記者会見で周被告の逮捕を発表。

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2008年7月1日、陝西省で発生した「華南トラ事件」に対し、同省政府がニセ写真をねつ造した周正龍(ジョウ・ジョンロン)に共犯はいないと結論付けた件で、野生動物カメラマンが疑問の声を挙げている。新快報が伝えた。

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この事件では、同省政府が「ねつ造は周が単独で行った」と結論付けたが、野生動物カメラマンの鮑昆(バオ・クン)氏は、「中卒の老人が単独で、画像処理ソフトをここまで駆使できたとは思えない」と疑問を抱く。警察の発表によると、ねつ造には写真の切り貼りなど原始的な方法が用いられたとされているが、鮑氏は「実際は写真処理ソフトを使用し、かなり高度な技術も駆使されている」と指摘、「絶対に単独犯ではない」と強調している。

周被告はすでにねつ造の張本人として逮捕されたが、省政府はマスコミに対し「取材禁止」を言い渡した。同被告は、ねつ造に使用したとされる証拠をいまだ大事に保管しているというが、他のネットユーザーも「なぜ早めに処分しなかったのか」と首をかしげる。鮑氏は「事件は解決」とする省政府に対し、「何か隠しているのではないか」と疑惑の目を向けている。(翻訳・編集/NN)

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