2008年7月1日、上海市で武装した男が乱入し、警官9人警備員1人を刺傷する事件が発生。2日午前までに警官あわせて6人が死亡している。新民晩報が伝えた。

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1日午前、武装した男が上海市閘北区の総合庁舎に乱入した。男は短刀のほかに、木槌、スプレー、防塵マスク、ビール瓶を利用して作った手製の火炎瓶を携帯していた。男はまず庁舎入り口で火炎瓶8本を投げると、庁舎内に乱入し警備員に切りつけた。その後はロビーの閘北区公安支局を襲撃、警官4人を刺した。続いて10階、11階、21階へと上がり、計5人の警官を切りつけた。通報を受けた特殊武装警察が現地に急行、21階で男を取り押さえた。

取り調べによると、男・楊（ヤン）は北京市出身の無職で28歳。男は07年10月に上海駅で借りた自転車を警官に盗品と誤認されトラブルを起こしていた。上海市公安局は「男の犯行動機はその報復だった」と一度は発表したが、後に撤回している。（翻訳・編集/KT）