Record China 2008年7月3日(木) 12時15分
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7月2日、「広東省深セン市の不動産価格は今後も右肩上がりで上昇する」との強気な予想で知られる著名教授が、このたび自身の予想を撤回する謝罪広告を新聞に掲載することが明らかとなった。写真は徐教授。
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2008年7月2日、「広東省深セン市の不動産価格は今後も右肩上がりで上昇する」との強気な予想で知られる徐[シ眞]慶(シュー・ディエンチン)教授だが、このたび自身の予想を撤回、市場の下落傾向を認める謝罪広告を新聞に掲載することが明らかとなった。北京晨報が伝えた。
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米ピッツバーグ大学で経済学博士号を取得後、カナダの西オンタリオ大学に在籍する徐教授は中国国内でも北京大学中国経済研究センター教授を兼任、このほかにも東北大学、西安交通大学などで客員教授を務める著名経済学者だ。昨年、「深セン市の不動産価格は今後も右肩上がりで上昇する。これは経済の必然であり、投機などの誰かが作為的に起こしている事象ではない。まさしく河の水が下流へと流れていくように当然のことなのだ」と豪語、もし翌2008年の不動産価格が07年を下回るようなことがあれば、新聞に謝罪広告を掲載するとまで言い放っていた。
ところがその07年より深セン市では不動産価格が急落、不動産バブルは崩壊したとの見方が強まっている。それでも徐教授は強気の発言を続けていたが、急きょ「徐[シ眞]慶から深セン市民への謝罪文」と題した新聞広告を掲載することを決めたのだという。
徐教授は不動産価格下落の原因について、急すぎる上昇が反動を招いたこと、世界規模の経済危機が投資マインドを冷え込ませたことを原因に挙げた。また、自らの「学者らしからぬ発言」についても反省しているとして、「もし不動産価格が下がらなくても謝罪した」とコメントしている。(翻訳・編集/KT)
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