2008年7月2日、この先10年で「ビル・ゲイツを越える大富豪が中国から出現する」と、前日に韓国メディアが報じた。世界第4位の太陽電池メーカー「サンテック・パワー(無錫尚徳太陽能電力有限公司)」CEOの施正栄(シー・ジョンロン)氏がその候補者だ。環球時報の報道。

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施氏は現在45歳。豪州留学時代に太陽エネルギーについて学び、91年にニューサウスウェールズ大学の学位を取得。帰国後の02年にサンテック・パワー社を設立、同時にCEOに就任した。同社は設立わずか4年でニューヨーク証券市場に上場を果たし、太陽エネルギーの分野で世界4位となる。施氏は同年の06年に、国内エネルギー業界の長者番付トップにランクイン。今年は英・ガーディアン紙で「地球を救った50人」にも選出されている。

韓国紙・朝鮮日報によると、同氏は世界第1位の富豪となる条件を2つ備えている。1つ目は新興市場である「中国」を舞台に活躍していること。2つ目は、いまやIT産業を越える世界規模の産業と言われている「エコロジー産業」に携わっていること。時代に寄り添った好条件を備える施氏に、期待が集まっている。(翻訳・編集/愛玉)