2008年7月3日、北京市水務局の畢小剛（ビー・シャオガン）副局長は、北京五輪のテーマ「グリーン五輪（環境に優しい五輪）」に関する記者会見で、「北京市の地下水は9年連続で減少しているが、市全体の飲用水確保に問題はない」と発言した。中国新聞社（電子版）が伝えた。

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畢副局長によると、北京市はこの9年、降雨が少ないため地下水位の減少が続いている。そのため、水務部門は再生水の活用、「南水北調」（中国南部の水を北部に供給する）プロジェクトの推進、全市を挙げての節水運動などに力を入れ、市内の飲用水を確保してきたという。

北京市の今年上半期の降水量は225ミリで、平年を40％も上回った。北京の地形は雨水の貯水に適しており、渇水が数年続いても、1度の大雨で地下水位はかなり回復できるという。畢副局長は、「今年上半期の降水ペースが維持できれば、地下水位はかなり上がるだろう」と述べ、「北京の水の確保は問題ない」と強調した。（翻訳・編集/NN）