Record China 2008年7月6日(日) 19時6分
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2008年7月3日、江蘇省宿遷市の張新実市委書記は自身のブログにエッセー「文明と格調は食にあり」を掲載、食べきれないほどの料理を並べることがもてなしとされている中国のマナーを変えるべきと提言した。写真は中国の宴席。
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2008年7月3日、江蘇省宿遷市の張新実(ジャン・シンシー)委書記は自身のブログにエッセー「文明と格調は食にあり」を掲載、食べきれないほどの料理を並べることがもてなしとされている中国のマナーを変えるべきと提言した。
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中国はもっとも食べ物を無駄にしている国と言っても過言ではない。客人をもてなす時にはオードブル8品から始まり、主菜も8品。それにデザートと酒も欠かさない。テーブルからあふれんばかりに料理を並べなければもてなしたうちに入らないというのが中国のマナーだ。しかも最近ではフカヒレ、アワビ、ナマコ、燕の巣といった高級食材もよく目にする。
わたしも何度か海外出張したが、一般的な中国の宴会料理を超える豪華さで量が多い料理を見たことがない。ドイツでは多国籍企業が主催したパーティーに参加したが出てきた料理はサラダを入れても4品。これでおなかいっぱいになるの?などと仲間と笑いあったものだが、食べてみると十分な満足感があった。会場には古い城が使われ、会場の雰囲気から料理にいたるまで西洋文化を存分に堪能できた。韓国でも日本でも量は少なくとも心配りが行き届いた料理でもてなされ、その国の文化が伝わってくるようだった。
4月8日、訪米中の胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席はマイクロソフト社の創業者であるビル・ゲイツ氏の自宅に招かれた。供されたメニューはわずか3品だったが、そのすべてが西洋料理の粋を凝らした、大変素晴らしいものだった。
われわれ宿遷市は量を減らし、質を向上させる「食の文明」を提唱する。量は少なくとも選りすぐられ、文化と密接に結びついた料理を作り上げることこそ「究極の料理」であり、もっとも難しいことなのだ。(翻訳・編集/KT)
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