<女子中学生殺害続報>「民衆鎮圧すべきでない」共産党幹部が発言―貴州省

Record China    2008年7月7日(月) 6時58分

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報道によると7月3日、6月28日に起きた貴州市甕安(ウォンアン)県での暴動事件を受けて、中国共産党貴州省委員会が記者会見し、幹部が「独裁政治で民衆を鎮圧すべきではない」とコメントした。

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広州日報の報道によると、2008年7月3日、6月28日に起きた貴州市甕安(ウォンアン)県での暴動事件を受けて、中国共産党貴州省委員会が記者会見し、石宗源(シー・ゾンユエン)同省委書記は「独裁政治で民衆を鎮圧すべきではない」とコメントした。

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4日に解任された同県委前書記の王勤(ワン・チン)氏は「事件に関しては『多大な努力』をしてきた」と報告。石宗源氏はこれに対し「状況説明ばかりで、原因の分析や自己反省が少ない」と批判した。また、王富玉(ワン・フーユー)委副書記は事件発生の背景に関し、同県党委政府が長い間、市民の正当な利益に無関心だった、と分析した。

2日午後に行われた第3回目の解剖で、被害者の女子中学生、李樹芬(リー・シュウフェン)さんの死因は溺死だと断定された。これまでさまざまな説が飛び交い、それが市民の不満を呼ぶ原因にもなっていた。石宗源氏は、「世論が真相究明を求めるのは当然」と的確で迅速な情報公開の必要性を指摘。市民が暴動を起こすまで事態が悪化するのを回避する努力が必要だったとの認識を示した。その上で、市民が行動を起こしても「警察や武力による鎮圧は極力避け、独裁政治で民衆を鎮圧すべきではない」とコメントした。(翻訳・編集/中原)

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