2008年7月6日、米紙「シカゴ・トリビューン」は、中国のキリスト教徒は日々拡大を続け、今や7400万人を超す中国共産党員にも匹敵する数に上ると報じた。中国語ニュースサイト「留園網」が伝えた。

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記事では、中国でキリスト教が盛んな理由を「官僚の腐敗が横行し、社会全体が病んでいる。そんな中、キリスト教は人々に正しい道徳観を説いた」と述べ、多くの国民がもはや共産党よりキリスト教に救いを求めていると指摘した。

中国の法律では「信仰の自由」を謳っているが、当局は長い間、厳しい制限や監視を行ってきた。ところが昨年、胡錦濤（フー・ジンタオ）国家主席が政治局に宗教の「学習クラス」まで設け、「宗教の信徒とも一致団結して、繁栄社会を築いていくべき」と述べている。記事は、キリスト教勢力が増すにつれ「米国など西欧国家との関係にも変化が生じるのでは」と期待をかける一方、当局の全面的な理解を得るには「まだ少し時間が必要だろう」と指摘した。

中国には、カトリック系とプロテスタント系の政府公認教会がそれぞれ存在するが、非公認の「地下教会」も活発な活動を展開し、度々逮捕者が出ている。（翻訳・編集/NN）