台湾の自衛力、無力化策講じる中国―米国メディア

Record China    2008年7月8日(火) 20時9分

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7日、中国が外交的手段により、台湾の自衛力を無力化しようとしているとの記事を、米国の国防専門誌が掲載した。写真は中国人民解放軍の戦車とアメリカ軍の中距離空対空ミサイル。

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2008年7月7日、環球時報によれば、アメリカ国防専門誌「Defense News」に、中国が外交的手段により台湾の自衛力を削ごうとしている、という記事が掲載された。

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中国と台湾の間では7月4日、初の直行チャーター便が就航した一方で、双方にはアメリカの対台湾武器輸出に関して思惑があった。アメリカは台湾総統選挙後間もなく台湾への武器輸出の凍結を決定しており、当初は台湾国民党からの求めに応じて凍結された武器輸出だったが、その後台湾は武器輸出の再開を望んだものの、中国本土がアメリカに対し台湾への武器輸出凍結を継続するよう働きかけているという。

前米軍太平洋司令部司令官のデニス・ブレア海軍大将は、中国は威嚇的手段よりも協力関係を結ぶことの方が効果的で、反発を招くこともないということをよく理解していると指摘。中国は台湾に対する軍事的協力をありとあらゆる手段を講じて妨害しているという。

台北の戦略・国際問題研究センターの黄介正(ホアン・ジエジョン)研究員は、台湾が米国と交渉する隙をあたえないような外交的手段に長けてきていると指摘。外交的な方法により、台湾の自衛力の無力化を図り、統一せざるを得ない状況に追い込もうとしているのだという。(翻訳・編集/岡田)

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