「最後の狩猟民族」にも現代化の波、漢方のネット販売も―内モンゴル自治区

Record China    2008年7月10日(木) 15時5分

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8日、中国・内モンゴル自治区で狩猟や「トナカイ」の遊牧を行う少数民族「エヴェンキ(鄂温克)族」の生活ぶりが伝えられた。「最後の狩猟民族」と呼ばれる彼らだが、最近ではインターネットを使いこなす若者まで現れているという。写真はエヴェンキ族。

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2008年7月8日、人民日報(海外版)は、中国・内モンゴル自治区で狩猟や「トナカイ」の遊牧を行う少数民族「エヴェンキ(鄂温克)族」の生活ぶりを伝えた。「最後の狩猟民族」と呼ばれる彼らだが、最近ではインターネットを使いこなす若者まで現れているという。

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内モンゴル自治区根河市のオルグヤ(敖魯古雅)エヴェンキ民族村に住むエヴェンキ族は、人口わずか236人。長い間山の奥深くで狩猟やトナカイの遊牧などで生活していたが、03年、中央政府が1200万元(約1億8000万円)を投じ、山のふもとに新しく建設した村への移住計画を進めた。

それから急速に現代化の波が押し寄せた。記事で紹介された33歳の「索栄花(スオロンホア)」さんは、新しい村で漢方薬の原料になる「鹿茸(ろくじょう)」を売る店を開いた。最近では遠方の客にインターネットで注文を受け、商売繁盛だという。だが一方で、都会暮らしに慣れてしまった若者が、トナカイ放牧などから離れていくことに懸念を示す声も挙がっている。(翻訳・編集/NN)

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