ソウル地下鉄の大気汚染が深刻に=韓国ネットから不満続出

Record China    2018年10月12日(金) 7時50分

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9日、韓国・SBSは、ソウル地下鉄の大気汚染が「深刻な状態にある」と報じた。写真はソウル地下鉄。

2018年10月9日、韓国・SBSは、ソウル地下鉄の大気汚染が「深刻な状態にある」と報じた。

記事によると、ソウル地下鉄駅の大気汚染の濃度調査の結果を分析したところ、半数を超える128カ所でのPM2.5の数値が81マイクログラム以上であることが分かった。これは予報のレベル3、すなわちマスクを使わなければならないレベルに相当するという。なお、地上の平均濃度は約44マイクログラムだった。空気の質が悪かった駅は、漢城大入口駅、市庁駅、明洞駅の順で、平均は100マイクログラムを超えていた。また、全体的にプラットホームが最も悪かったが、反対にプラットホームより上層階の切符売り場や待合室の方が悪いところもあったという。

記事は「韓国の地下鉄駅の大気汚染は3年前から全く改善されていない」と指摘。そのため、国会の国土交通委員会所属の議員からは「環境部やソウル市が大気汚染の基準を強化し、国民の健康を守るべき」との声も上がっているという。環境部は老朽化した換気設備の改善に向けて補助金を支給し、大気汚染の低減技術を開発するとしているというが、記事は「現時点では水清掃以外の対策はない」と伝えている。

これを受け、韓国のネット上では「それなのに朴元淳(パク・ウォンスン)市長を毎回選ぶソウル市民の頭はどうなってるの?」「(市長選の時)安哲秀(アン・チョルス)候補が地下鉄の大気汚染対策を公約に挙げてたのに、50%以上のソウル市民が朴元淳を選んだ」「市長は大気汚染の測定器を建てて何をしたの?」「地下鉄内構内の広告をなくして芸術作品を設置してるみたいだけど、そんなお金があるなら大気汚染を何とかして。無駄遣い」など、ソウル市長関連の批判的な声が続出している。

また「地下鉄駅構内の大気汚染の法的基準をつくろう」「地下鉄駅構内を真空掃除機でしっかり掃除して、空気浄化施設を稼働して。それが駄目なら乗客にマスクを支給して」など具体策を提案する声も上がっている。(翻訳・編集/松村)

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