極貧層の人口半減?!農村女性に無償で避妊指導―中国

Record China    2008年7月13日(日) 23時46分

拡大

11日、毎年約1億2000万人の農村女性に、安全で適切な避妊の方法を無料で提供し、既婚者の避妊率は84.6%に達していることが分かった。写真は福州での無料婦人科検診。

(1 / 3 枚)

2008年7月11日、「世界人口デー」のこの日、国家人口及び計画生育委員会の李[文武](リー・ビン)主任が天津で行われた世界人口デー大会で、中国における計画出産に関する実情を紹介した。毎年約1億2000万人の農村女性に、安全で適切な避妊の方法を無料で提供し、既婚者の避妊率は84.6%に達している。中国新聞ネットが伝えた。

その他の写真

李主任によれば、政府は計画出産や健全な性生活について力を注いでおり、各地で正しい避妊方法などの講習会を開いたり、無料で婦人科の検査や治療費用の補助、コンサルティングや、妊娠前の健康検査、高リスク出産への指導などを行っている。高リスク出産の妊婦へはコンドームを無料で配布し、性病やエイズの予防に効果を発揮している。また、西部の貧困地区では計画出産と貧困層の補助を関連づけて、「極貧層の人口半減」という長期目標を前倒しで実現した。

2000年と比較して、現在の中国の平均寿命は71.4歳から73歳に延び、産前検査率は89.3%から90.9%、病院での入院・分娩率も72.9%から91.6%に伸びた。また、妊産婦の死亡率も0.0053%から0.00366%に減少し、赤ちゃんの死亡率も3.22%から1.53%に減少。婦女、児童及び高齢者の健康レベルも総じて向上している。

大会には国連人口基金のトラヤ・オベイド事務局長、国家人口及び計画生育委員会、天津市市政府の関係幹部など1000人あまりが出席し、天津市にある家庭計画指導センターやリプロダクティブ・ヘルスセンターを見学した。(翻訳・編集/中原)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携