Record China 2008年7月15日(火) 16時41分
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15日、四川大地震の災禍で教え子たちを置き去りにし、真っ先に脱出したことで全国区の有名人となった「逃げ足先生」が、このほどの解雇騒ぎやバッシング報道を受け、教育部と国営テレビ局を起訴する構えを見せた。写真はテレビ出演中の「逃げ足先生」。
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2008年7月15日、四川大地震の災禍で教え子たちを置き去りにし、真っ先に脱出したことで全国区の有名人となった「逃げ足先生」が、このほどの解雇騒ぎやバッシング報道を受け、教育部とテレビ局を起訴する構えを見せた。華龍ネットの報道。
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「逃げ足先生」こと範美忠(ファン・メイジョン)さんは、「あのような惨禍で、とっさに自分の身を守ろうとするのは当然のこと」とのスタンスを崩していない。震災後、「身を挺して生徒を守る義務はない」「命を掛けられるのは娘だけ。母親だって助けない」などとブログで発言し、中国全土で大ひんしゅくを買った。これに対し、国家教育部の王旭明(ワン・シューミン)スポークスマンも「崇高な教育者でなくてもかまわないが、恥知らずであってはならない」と苦言を呈している。その後、範さんは、教員資格を剥奪され学校もクビになったと伝えられた。
そこでこのほど、天津のある弁護士事務所が、彼に法的援助を提供すると申し出たという。彼に不当な扱いをした機関として国家教育部と国営テレビ局・中央電視台を挙げ、名誉毀損で告訴するべきだと勧め、現在、起訴方案を作成中だという。範さんは15日、天津へと旅立ち、弁護士と会見して起訴内容を確定する。
「教育を熱愛する私は、多くの有名大学の学術研究者よりも優秀。自分が中国の教育を変える」と豪語する「逃げ足先生」。職場からの解雇通告も、「書面での正式通告は受け取っていない」と一貫して現実を受け入れない模様。今は他に雇ってくれる学校もないが、もし教職に戻れない場合には思想研究の分野に携わりたいと語り、現在、2冊の書籍を出版する準備をしているという。(翻訳・編集/愛玉)
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