2018年3月12日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領が「今後2カ月の間に南北首脳会談と北米（米朝）首脳会談が続けて開催されるため、重大な変化があるだろう」とし、「成功すれば世界的に劇的な変化が生まれ、韓国が主役となる」と述べた。

記事によると、文大統領は同日午後、大統領府で行われた首席秘書官・補佐官会議で「朝鮮半島の非核化と恒久的な平和体制、南北共同繁栄の道を開く大切な機会がつくられた」とし、上記の考えを示した。また「世界は今、韓国の力量に注目しており、この機会をしっかり生かせるかどうかに韓国と朝鮮半島の運命がかかっている」とし、「政権レベルではなく、韓国という国レベルで絶対に逃してはならない非常に重要な機会」と強調したという。

さらに「この機会をつくり出せたのは偶然ではなく、世界が軍事的な解決ではなく、外交的な解決を望んでいるため」とした上で、「これまで世界が成し遂げられなかった大転換を2カ月という短期間で実現するため、会談が成功するよう国の力を1つに集めることを国民に切に求めたい」と訴えたとのこと。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「本当に重要な岐路に立っている」「そうだ、韓国が世界の中心になる日も遠くない」と共感する声や、「韓国は文大統領の保有国。この事実がとても誇らしい。みんなで平和統一を目指そう」「韓国に平和を定着させてほしい」「文大統領の今の試みを支持する」と応援する声が多数寄せられており、朝鮮半島統一に向け期待が高まっている様子。

一方で「北朝鮮が核を放棄すれば本当に平和が実現するの？生物化学兵器も大量に持っているようだけど…。北朝鮮が非核化を宣言して米軍が撤収したら、韓国だけがばかを見る。なぜそんなに焦る必要がある？」「韓国は力のある国の陰に隠れて生きて行くべき。調子に乗らず米国にくっ付いていよう」「金正恩（キム・ジョンウン）に遊ばれている」などと指摘する声も上がっている。（翻訳・編集/堂本）