世界の企業が日本のアニメとコラボしたがる理由―中国コラム

Record China    2017年11月14日(火) 18時50分

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中国のポータルサイト・網易は13日、「なぜ日本の漫画・アニメは世界の若者に受け入れられるのか」と題したコラムを掲載した。写真は秋葉原。

中国のポータルサイト・網易は13日、「なぜ日本の漫画アニメは世界の若者に受け入れられるのか」と題したコラムを掲載した。以下はその概要。

1980年代、日本のロボットアニメはその大きな世界観と優れたストーリーで米国の青少年の心をつかんだ。88年に上映された大友克洋氏の「AKIRA」は世界のSF漫画・アニメに大きな影響を与え、その後の科学技術の進歩の方向性をも示した存在となった。90年代にも多くの日本アニメが米国に渡った。今では、日本の漫画やアニメ作品とコラボして商品を作る企業が多く見られる。

ストリートファッションなどの若者文化も同時期に米国で発展し、日本のアニメを見て育った米国の若者にとって日本のアニメは青春であり、生活の一部でもあったと言える。そのため、彼らがファッションに日本のアニメの要素を取り入れることは自然な事で、ストリート系の関連企業が日本の漫画・アニメとコラボするのも自然な流れである。

さらに、現代においても日本の漫画・アニメは米国の若者に支持されている。同人誌やコスプレなどのサブカルも発展し、熱狂的なファンも続出している。中国でも日本のサブカルをこよなく愛し崇拝する人たちが確認されており、インターネットが発達した現代において日本のサブカルが世界の文化産業に影響と衝撃を与えている。

日本のサブカルが浸透する米国は負けじと独自のアニメ文化を構築したが、中国はどうだろうか?中国にも人気のアニメはあるが、世界の企業がコラボを考えるほどの影響力はまだない。国を強くするには文化といったソフトパワーの向上も不可欠ということを認識すべきだろう。(翻訳・編集/内山)

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