2008年7月15日、昨年は60年に一度の「丁亥（ひのと・い）」で縁起の良い「金猪（金の豚）年」だったため出産ブームとなった中国だが、今年は北京五輪開催にあやかり「五輪ベビー」の出産ラッシュになりそうだ。「中国新聞網」が伝えた。

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08年に国内で誕生する「五輪ベビー」は1800万人に上ると専門家は見ており、昨年に引き続いてのベビーブームで妊娠や出産、育児に関連した国内市場に大きな活気をもたらしているという。新米ママの多くが中国での「新人類」にあたる「80後（80年代生まれ）」で家事が苦手なため、ベビーシッターを雇う家庭が多い。またストレスやダイエットから母乳の出が悪いママが8割もいるため、母乳マッサージなどを行う「催乳師（日本の保健婦さんのような存在）」も引っぱりだこだ。両者とも需要に供給が追いつかず、絶対的人手不足なのが実情。

ベビーシッターや催乳師は労働保障部門から正式な職業として認定されておらず、無資格者や未経験者が業界内に多数存在しているため、安全性の問題も急浮上。当局による早急な法的整備が求められている。（翻訳・編集/本郷）