<北京五輪・関連>テロの脅威「問題が起きてからでは遅い」―中国

Record China    2008年7月17日(木) 22時20分

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16日、中国の反テロ専門家が北京の安全性について語った。北京は現在世界でもっとも安全な都市だが、それでも危険性はきわめて高いとし、治安対策の重要性を語った。写真は7月4日、山西省での反テロ演習。

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2008年7月16日、中国新聞社によれば、北京五輪の治安対策について海外メディアが「過剰だ」と報じているが、中国の反テロ専門家が北京の治安対策について語った。

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反テロ専門家で、中国現代国際関係研究院戦略研究所の李偉(リー・ウェイ)所長は、オリンピックを目前に控えた北京は現在世界でもっとも安全な都市の1つだが、それでも危険性はきわめて高いと話す。北京オリンピックが直面している“敵”には、東トルキスタンのテロ活動、チベット独立を目論む過激派のテロ活動、法輪功の不法活動、社会に不満を持つ者による暴力事件、国際テロ組織による攻撃がある可能性を指摘した。

多くの海外メディアが、北京オリンピックの治安対策は過剰なのではないかと伝えているが、李所長はこれを否定し、中国よりも海外のほうが過剰なのだと反論。例えば、あるフランスのメディアは「北京オリンピックの治安対策により反体制派を押さえ込もうとしており、開かれた北京オリンピックとは相容れない考えだ」と報じている。これについて李所長は、体制と異なる考えを持つことは規制されないが、破壊活動を企てているならば規制対象となるのは当然だとした。あるドイツのメディアは、これまで何ら問題は現実になっておらず、「オリンピック主催国の神経は極限まで過敏になっている」として、治安対策は行き過ぎだとしている。これについて李所長は無責任な報道だとし、「問題が起きてからでは遅い」と話した。(翻訳・編集/岡田)

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