フライメディア 2017年11月17日(金) 19時0分
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かの有名な台北の国立故宮博物院斜め向かいにはもう一つ博物館があるのをご存知だろうか?『順益台湾原住民博物館』は、台湾先住民族をテーマとした私立博物館である。
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台湾先住民族は漢民族よりもさらに前から台湾に居住していた人たちのことを指す。2017年現在、台湾政府に認定されている台湾先住民族は全部で16族。そのため、限られた期間内で台湾各地にある集落を訪問するのは非常に大変だ。しかしこの博物館では16族全ての文化に触れることができるため、興味がある部族を見つけたり、ある程度の知識を持ったうえで彼らの集落を訪れたいという人にはぴったりの場所だ。
この博物館の林清富理事長は台湾先住民族文化や台湾芸術に造詣が深く、長年集めてきた関連文物を多くの人に見てもらい、台湾文化の多様性を伝えたいという思いから博物館を創設した。
台湾先住民族というと日本人には馴染みが無いかもしれないが、実は彼らの部族語に日本語が混じっていたり、お正月に餅を食べるなど日本人と密接に関係している。このような事を多くの日本人に伝えたいと、博物館では台湾在住日本人による日本語ガイドサービスを行っている。他国の文化についての説明だが、日本人がガイドすることですっと頭と心に入ってくる。
また、ミュージアムショップでは台湾先住民族が製作した工芸品を販売されていて、どれも思わず可愛い!と言ってしまうものばかりだ。「台湾先住民族雑貨」は注目すべき台湾土産の一つであるだろう。
台湾グルメやシッピングもいいけれど、折角台湾に行ったのなら、こういったスポットを通じて、台湾への理解を深めるのも楽しい。(提供/フライメディア)
※「台湾原住民族」という呼称:
日本で一般的に用いられる「先住民族」は、台湾では『既に消滅した民族』を指すため、『元来居住していた民族』の意味合いを持つ「原住民族」を公式の名称として用いている。
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