2008年7月24日、陝西省楡林市定辺県の労働者が県政府などに陳情書を提出するため文書作成を依頼したところ、依頼を受けた女性が「上司に相談することなく印字した」として警察に拘留された。陳情書には職場環境の問題点と労働者41人の署名が添えられていた。大河網が伝えた。

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発端は7月8日、定辺県の道路運輸管理所で起きた。管理所は交通局の下部組織で、管理する道路の通行費が財源となっている。しかし、管理所はどこからか18名の労働者を次々と採用、労働者数が増えることで給料が減ることを心配した労働者41名は11両の車で管理所の入り口を塞いだ。9日、交通局の職員が仲介に入り、「何かある場合は書面で労働組合や県へ」と伝えた。早速、労働者たちは陳情書の作成を女性に依頼、署名した。

9日午後、県の調査グループが道路運輸管理所へ調査に入った。ところが、13日、文書作成を行った女性が警察に呼ばれ、「拘留10日間」という処分を受けた。理由は「上司に許可なく陳情書の作成を行い、結果として管理所を混乱させたため」という。（翻訳・編集/小坂）