なぜ日本人は大好きなのか?日本独特の缶コーヒー文化を分析―中国メディア

Record China    2017年11月22日(水) 17時10分

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22日、中国のポータルサイト・今日頭条に、日本の缶コーヒー文化について紹介する記事が掲載された。写真はコーヒー。

2017年11月22日、中国のポータルサイト・今日頭条に、日本の缶コーヒー文化について紹介する記事が掲載された。

記事は、「日本はコーヒー激戦国である」と紹介。スターバックスから缶コーヒーまで、さまざまなコーヒーブランドがあると伝えた。全日本コーヒー協会によれば、日本人は週に平均11杯のコーヒーを飲むが、缶コーヒーがそのうちの20%を占め、1人当たり年間91本の缶コーヒーを飲んでいるという。

なぜ日本人は缶コーヒーがそんなにも好きなのか。記事は日本の缶コーヒーの歴史について、1959年に明治製菓から無糖の缶コーヒーが発売されたが、大規模な販売が始まったのは69年にUCCから発売された缶コーヒーだったと伝えた。「当時の日本の缶技術はかなり進んでおり、半年間は風味を保てた」と紹介。当初、UCCが缶コーヒー市場を独占していたが、販売数が増加するにつれて他社も参入。90年には年間3億ケースが販売され、飲料市場の25%を占めるようになったとした。

そのうえで、多くの日本人にとって缶コーヒーは「安くて便利」というイメージだと記事は分析。コンビニと自動販売機が普及していることも、缶コーヒーがよく売れる要素の一つだとした。

特に自動販売機の貢献は大きく、日本は74年にホット飲料も買える自動販売機を発明。これを境に、缶コーヒーの販売量は大幅に増加していったという。「生活リズムの速い日本では、24時間いつでも買える自動販売機の缶コーヒーは多くの人に受け入れられた」とした。

また、現在では日本国内に缶コーヒーのメーカーが30以上あり、その種類は300種類以上に上ると紹介。焙煎の程度やミルクの量、砂糖の量などの違いがあるほか、限定パッケージや地域限定商品などで消費者を引きつけていると伝えた。

記事は最後に、「コーヒー豆をひく時間がない人のために発明された缶コーヒーだが、日本人によるきめ細やかな開発によって、缶コーヒーが独特の文化と生活方式にまでなったのだ」と結んでいる。(翻訳・編集/山中)

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