2008年7月27日、台湾有数の大富豪、鴻海集団トップの郭台銘(グオ・タイミン)氏が、かねてより交際中の23歳年下のダンスインストラクター、曾馨瑩(ズン・シンイン)さんと台北市で挙式を行った。式には国民党名誉主席の連戦(リエン・ジャン)氏ほか、多数の名士・著名人が出席したが、内容は非常に質素なものだったという。羊城晩報の報道。

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台湾一の大富豪として知られる郭氏は、現在57歳。07年のフォーブス誌「世界長者番付」では総資産55億ドル（約5700億円）で78位に選ばれている。05年に妻を亡くしたのち、香港の女優、カリーナ・ラウ（劉嘉玲）や、モデルのリン・チーリン（林志玲）らと浮名を流した。一方の曾馨瑩さんは、今年34歳。ジョリン・ツァイ（蔡依林）やステファニー・スン（孫燕姿）ら、人気アーティストの振り付けやバックダンサーとしても知られている。

2人は先日行われた婚約式も慎ましやかに執り行った。その席上では、郭氏が資産のうち90％の寄付を発表。台湾メディアによると同氏の総資産は1733億NTドル（約6155億円）で、その90％は1560億NTドル（約5538億円）にのぼり、世界第6位を記録する金額となった。さらに、郭氏は挙式前に亡妻の墓を訪れ、前夫人への変わらぬ愛を誓ったという。

披露宴はわずか33卓を設けただけで、1卓あたりの予算は6450元(約97000円)、なんと台湾を代表する大衆食の「牛肉麺」もテーブルに上り、挙式総額は430万元(約6450万円)と、大富豪にしては非常に質素なものとなった。また、ご祝儀なども一切、受け取らなかったという。(翻訳・編集/愛玉)