市中心部に港湾ターミナルの建設始まる―上海市

2006年8月25日、上海市で北外灘（ベイワイタン）国際旅客輸送埠頭ターミナルの工事が正式に開始された。ターミナル予定地は東大名路の南側、黄浦江に面しており、市の中心部に近く非常に便利な場所だ。関係者の話によると、長さ850mに及ぶ埠頭には、一度に7万tクラスの客船3隻が停泊できるという。国際旅客輸送ターミナルの建物には乗船時の待合室が作られ、また地下室3階分に税関や出入国検査、検疫などの各機関が入ることになる。乗客はまず地下で手続きをすませた後、エレベーターに乗って地上にあるガラス張りのホールで乗船を待つことになる。この手続きはそれぞれ10分以内で済むように体勢や設備を整える計画だ。国際旅行組織の予想によると、上海を出発した船客は48時間以内に韓国や日本、香港や台湾などに到着できるという。この埠頭建設により、上海は世界で一層重要な都市の1つになるだろうとのこと。

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